マンションだから同じドアで同じ間取りの部屋があるから間違うのはありえる、とは納得できない。
私が経験があるのは、エレベーターに乗って降りる階のボタンを間違って押してしまったことだ。階が違っても部屋の位置や間取りは同じなのだが、この時、エレベーターを降りた瞬間にすぐアレっ?と気づいた。表札とか、部屋番号表示とかが違うというのもあるが、そもそも階が異なるといつも出入りしている自分の部屋とは明るさや全体的な雰囲気がまったく違う。
ドアに鍵がかかっていなかったらしいが、そもそも、鍵がかかっていない時点でおかしいと思わなかったのだろうか?その俳優は鍵を掛けずに出かけていたのか?
あと、不明なのが「事件」があったのが12月30日の午前10時半ごろで、前夜から酒を飲んで酔っ払っていたというのだが、年末だしそんなこともあるのはいいとして、その時間まで彼は外出していたのだろうか?外出してマンションに帰ってきて、隣の部屋のドアを開けてしまったのか?まさか、自分の部屋で飲んでいて、自分の部屋から出て隣の部屋に入ったわけではあるまい。
前夜から外出していたのなら鍵を閉めていないというのは考えにくい。
そして彼は自分の部屋ではない隣の部屋に入って、トイレに入って用を足したらしいのだ。
他人の部屋に入ったら、玄関に置いてある靴とか、照明のついている・いないの感じとか、匂いとか、音とか、そういうもので入った瞬間に自分の部屋ではないと気づかないだろうか?
トイレに入るなんて、同じ間取りだったとしても、トイレにおいてあるもの、便座カバーだの掃除用具だの、壁に掛けてあるものだの、芳香剤だの、掃除しているかどうかなど、気づかないなんてとても考えられない。
要するに、彼は酔っていたとはいえ、そこが隣人の部屋であるということはわかって入ったのだとしか思えない。