2回分の問題をやってみて、1回目は5問、2回目は3問残した。
Readingは難易度はあまり変わってないように感じるが、やっぱり時間がない。じっくり考えたり迷っている暇はないし、じっくり考えるような問題は出ないので迷っている時点で何かがわかってないか読み落としている。
Listeningが難しくなったように感じる。自分のリスニング能力が低下しただけかもしれないが。
Part2で、間違うというより、何を言っているのかわからなかったり、3つとも違うだろ、と思うものが結構ある。
Part3,4は聴く量は多いのだが、その分多少の聞き逃しや不明なところがあっても推測できるのでむしろ間違いにくい。
Part3,4は音声を聞いた後に、質問が出される。その質問と選択肢は問題用紙に書いてあり、質問は音声でもながれる。
厳密にはこのパートはListening&Readingである。
このパートを解くときに、「先読み」という手法があり、それをすることをすすめる人が多い。
先読みというのは、テキストに書いてある質問と選択肢を、問題文を聴く前に読んでおくことである。質問は読み上げられ回答を選ぶ時間が与えられている。先読みしておけば、聞きながら回答を選ぶことができ、質問が読み上げられている間に次の問題の質問と回答が読める。
私は最近2回くらいはこの「先読み」をしたが、あまりおすすめできない手法だと思う。
まず、先読みなどしなくても答えられるくらいの難易度で時間もある。先読みできた方が確かに速く回答できるだろう。しかし先読みにはリスクもある。読んでいる間に、前の問題の質問が読み上げられていて、その音が邪魔になる。また、そして、リスクというか無駄なのが、正解ではない選択肢も読むことになる。
あと、問題文を聴いてから質問を読む方が、ああ、あれのことね、それは...とすらすらと読める。そして、関係ない選択肢は読み飛ばせるし、正解が見つかればそれ以降を読む必要がない。
質問は難しくなく、選択肢も短い文章あるいは単語で苦労するようなものではない。高得点を狙うには、という人ほど、先読みは必要ないと思う。ここで時間を短縮したところで、リスニングテストは一定の時間で進むのだから、時間が稼げるのは各問題ひとつひとつの間だけだ。
先読みすると疲れるし。今回の模試では先読みをしなかった、というか先読みをする気力がなかった。
Readingの後半の、題材があってそのあとに質問がある問題については、「先読み」は有効かもしれない。Readingであれば関係ない音声は流れない。
私は題材が短い場合は全部読んでから問題を解くが、最後の方は疲れるせいもあるが、質問を一個ずつ読んで、答えが見つかったらまた次の質問を読んで、というふうにする。
でも、Readingも、本当は最初から最後まで通して読んで、そのあとで質問を読んで答えていく方が先入観なく読めていいようにも思う。
Listeningにも言えるが、先読みのデメリットとして先入観を持ってしまう、ということもある。
TOEICのReadingは、基本全部読まないと解けない。ここだけ読めばよいとか、とびとびに読むとか、前後を変えて読んだ方がよいなどのことはない。
TOEICは迷ったら負けだ。頭を使って答えをひねり出すとか探し出すような問題は出ない。わからなかったり迷ったりする場合は意味がわかっていないだけだ。英語の意味がわからないといいうのは、リスニングでもリーディングでも、一朝一夕にどうにかなるものではない。着眼点とか、発想とかを工夫する必要もない。