日本時間の日曜日の朝に起きた事件だったが、いつもは四六時中iPhoneを持ってXを見ている私には珍しくTVを見たりなどしていて、ニュースを知ったのは昼頃だった。
三連休だったので翌日は休みだったが火曜日になるまでずうっと主にXでこれに関する情報を漁っていた。
不可解なこと、思い込みにもとづくデマ、それを信じて拡散する人、逆に嘘ともいいきれない情報を嘘だと決めつける人、否定しようのない動画、音声。
事件から三日たった今でも様々な情報が入り乱れている。
まず、間違いない事実と言えること。
トランプは右耳をケガした。
右耳以外にケガはなく入院などすることもなく翌日は普通に行動していた。
一人の狙撃犯が射殺されて、名前と年齢が公表された。(Thomas Matthew Crooks, 20歳)
狙撃犯が狙撃したのはトランプから130メートルほど離れた、倉庫のような建物の屋根の上からだった。
狙撃犯は狙撃する前に複数人に目撃されており動画も撮影されている。
銃声は最初の1発から2秒くらいの間に2発、そのあと2秒くらい置いて連射するようにおそらく5発、そして10秒くらい置いて少し小さな銃声が1発聞こえる。
「最初から8発目までが狙撃犯の銃声で、最後の1発がカウンタースナイパーが撃って狙撃犯を撃った銃声」という情報を見て、そうなのか、と思っていたが、どう考えてもあんなにスナイパーたちがいたのに反撃しなかったとは考えられない。連射するように聞こえた銃声はやはりカウンタースナイパーたちが一斉に撃ったのではないか?
トランプの後ろの2か所の建物の屋根の上に、二人ずつカウンタースナイパーがいた。(動画あり)
どのスナイパーが犯人を撃ったのかは不明。
定かではないがおそらく真実らしいこと。
狙撃犯が屋根の上にいるのを目撃した人が警察官にそのことを告げたが警察官は取り合わなかった。(目撃者が声を出している動画はあるが、それに対する警察官の反応が映っていない)
狙撃犯がいた建物はセキュリティサービスの管轄外で、警察官が警備していた。そして、その建物はなんと警察官の待機場所のようになっていて、狙撃犯が屋根の上にいるときにその建物の中には警察官がいた。
拡散されたが事実ではないこと
狙撃される直前トランプが顔の向きを変えているがそれは安倍晋三の声が聞こえたからだ、とトランプがインタビューで答えた(嘘)
狙撃犯の死体が運び出されるところとして拡散された動画はトランプの後ろ(手前という情報もある)にいて犠牲になった集会のギャラリーの一人だった。
事実かどうかわからないが嘘ともいいきれないこと
カウンタースナイパーの一人がインターネット掲示板に自分の名前とともに、「SSの上司が狙撃許可を出してくれないので撃てなかったが自分の判断で許可を待たずに撃って自分は職を失った」と書き込んでいるというスクリーンショットが出回っている。この書き込みは私も見ることができた。しかし匿名掲示板でありこれが本当にスナイパーが書き込んだという証拠はない。ここに書き込まれた Jonathan Willisという名前の職員は存在しないとSSが否定しているようだが、本当に存在しないのかも不明。私はもしかしたら本当で、SSが隠ぺいしている可能性もあると思っている。匿名掲示板は真実である証拠もないが虚偽である証拠もない。
信じがたいが否定もしきれないこと
狙撃犯は射殺された男以外にもいて、逃走した。(給水タンクのような高い塔の上にいた)
それを証言してる人の動画を2つほど見た。
多分本当
SSの責任者(Kimberly Cheatle)は女性で、狙撃場所にスナイパーを配置しなかった理由について「傾いていて危険だったから」と答えた。(でも、そもそもSSの管轄外なのではないのか?)
多分嘘
「暗殺は計画されていて、狙撃手はトランプを狙撃後カウンタースナイパーによって射殺されることになっていた。カウンタースナイパーが狙撃手の方向に銃を向けていたのにすぐに狙撃しなかったのはそのため。」
信憑性が高い証言
元グリーンベレーの狙撃手だったという人が、あんな場所にライフルを持った20歳の一般人男性が立ち入って狙撃するような状況になるのは、内部に協力者がいないとありえないことだと証言している。
真偽不明
トランプの耳に当たったのは弾丸ではなく、弾丸が破壊したプロンプターの破片だった。
トランプは体にも被弾していたが(上着に穴があいたように見える写真あり)、防弾チョッキを着ていたため被害はなかった。
不可解なこと
少なくとも4人もカウンタースナイパーがいたのだから、狙撃があったら一斉に反撃があっていいはずなのに、彼らの銃声が聞こえない
あんなに障害物のない広い場所でわざわざ集会を開いた理由
カウンタースナイパーが狙撃犯を見つけた瞬間らしき動画があるが、驚いて少し身を引くようなしぐさをしているのだが、その前から銃口を向けてスコープを覗いている。先に書いたように狙撃犯がそこから狙撃することを知っていたようには見えない。
10秒くらい間をおいて聞こえる最後の銃声とほぼ同時に、一人の女性の叫び声が聞こえる。
狙撃犯を撃った銃声だとすると、それに対して悲鳴を上げる理由がわからない。その悲鳴が聞こえる動画はトランプがいる演台を映していて、狙撃手から130メートル離れている場所だからだ。
犠牲になったギャラリーにいた人が被弾したのを傍で見た人だとすると、悲鳴を上げるタイミングが遅い。
銃声がしてSSがトランプを囲み銃声が止んでしばらくして、shooter's downと言っているがどうして狙撃犯が撃たれたことがわかったのか。無線機のようなものは持っていないし、イヤホンのようなものを付けているのも見えない。
集会場の警備はSS、周辺は警察という分担だそうだが、トランプの後ろの建物の屋根の上にいたカウンタースナイパーの背中には「POLICE」と書かれている。