TOEICを受けることにした。
ついこないだ受けたような気がしていたが、3年ぶりになる。
英語は仕事で調べ物をしているときに読むくらいで会話したりはしない。何点とったら報奨金がもらえるなどのこともない。
まあ、自己啓発というか、もっというとゲームみたいな感覚である。
今まで7回受けており、得点は695~895の間であった。
そう、あと5点で900点だったのだ。それを突破したい。
転職などでTOEICの点数を言うとだいたいすごいですね、みたいに言われる。
「彼は英語ができる人だ」みたいに紹介されて、翻訳を頼まれたり単語の意味をきかれたりもする。
だが、最近ではTOEICはすっかり研究しつくされていて、何度も満点を取った、という人が珍しくなくなり、「TOEICなんか簡単すぎて英語力の指標にならない」くらいに言われるようになった。
だが、私の経験上、日本人は本当に英語が苦手な人が多い。英語というだけで敬遠する。
最近は翻訳ソフトやらAIやらの登場で辞書を引いたり勉強をする必要すらなくなってきた感がある。
私も、そういうものを利用する。昔、2000年頃なんかはその手のものは使い物にならなかったが、いまはgoogle翻訳とかがほとんどそのまま使える。(でもやっぱり手直しは必要なことが多い)
TOEICは確かに簡単なテストである。簡単というのは、一つ一つの問題の難易度という意味である。リスニングは決まった時間で終わるが、リーディングは時間内にすべての問題を解き終えるのも難しいほどスピードが要求される。考えている時間はない。
900点を超えるような人でも、最後まで解けなかった、という話も聞いたことがある。
そして、TOEICの難易度にはムラがなく、1年くらいの間隔で受けるとほとんど点数が変わらない。つまり、正しく英語力が測れる試験であると思う。
確かに簡単な試験ではあり、学者やネイティブや海外での生活経験があるような人にはくだらない試験に感じるだろうが、先ほど言ったように日本人の英語コンプレックは強烈であり、TOEICくらいの難易度がちょうどよいと思う。
900点をとっても、「ペラペラ」には程遠い。映画やCNNなども、なんとなく言っていることはわかる、程度。
最近私は映画を見るときは英語字幕にすることが多い。字幕なしで英語を完全に聞き取るのは厳しいが、字幕が出ればなんとかなる。
それでも、日本語と同様に完全に理解できる、というほどではない。
TOEIC900点というのはそのくらいの英語力だ。