ホテルの部屋で14インチのテレビで天気予報をみていると沖縄本島上に低気圧がどっかと停滞している。予報では久米島は6-12時、12-18時ともに降水確率100%。どうせ海の中だからと思っていたらカミナリも鳴るなんてことを言っている。沖縄だけでなく、各地で積乱雲が発生して激しい雨が降っている。東京でも下水道工事中の人が流されたというニュースをやっている。
ベランダから空を見上げると雲は多少あるものの星はギラギラ輝いているのに。
そう、久米島では星がとてもよく見えた。沖縄は3回目なのだが、きれいな星空というのは見たことがなかった。
しかし、今回は星がうじゃうじゃ見えて、特に南の方角を見たときに、右手に三日月がギラギラと光っていて、左手上方にもひとつ、おおきな星がギラギラしていた。後で調べてみたら木星だった。なんと、木星は天体のなかで太陽、月、金星に次いで4番目に明るい星なんだそうだ。
そして、真ん中にさそり座がドーンと見えた。さそり座はいままで全体を見たことがなかった。関東地方では低い位置に見えるため、なかなか見えないのである。頭の部分のたての3連星、首の部分の3つの星、そこから下のほうにむかってやや暗い星が4つくらい続いて尻尾の部分が跳ね上がって最後yの字のようになっているところ、さそり座を構成している星が全部きれいに見えた。
首のあたりを横切る流れ星も見えた。
あと、天の川。これも後から調べてわかったことであるが、天の川も見えていた。
木星からさそり座のあたりが薄く白っぽくなっていて、雲かなと思っていたのだが、天の川だった。生まれて初めてみた。
星空はホテルの裏の、港の近くの街灯の少ないところで買い物ついでにみただけである。
アーラ浜なんかで見たらすごいことになってたかもな・・・
ただ夜にあの道はあまり走りたくないが・・・