ウミヘビは気味悪かったがようやく今までみたことのない魚(ウミヘビは魚?)が見れて、不安とともに期待もわいてきた。
チョウチョウウオ、ツノダシ、ルリスズメダイなどが現れてくる。黒や茶色の地味な魚が多い。
気がつくと岩場の真ん中にいる。水深は3mくらいだったかな。波が高いし、1時間くらい経っているし、天気も心配だし、いったん浜に戻ることにする。
元来たところをたどるように引き返していく途中で、見たことのない魚を見つけた。
実は行きにも見かけて写真は撮ってあったのだが、帰り道にもまだいたので、じっくり撮影してみた。
ムービーにも撮った。フグ系の魚だな、とはわかったのだが、後で写真を確認してみたら体中にとげがついている。ハリセンボンだったのだ!!海底のコケのようなものを食べていたのか、ゆっくりゆっくり泳いで逃げる様子がなかった。
浜に戻るとけっこう疲れていたし、満足感もあったし、天気の心配もあったので、引き上げることにする。家族連れもちょうど引き上げるところだった。
駐車場に残ったのは私一人。ゴミ箱があるのに、空き缶が散乱している。どうしてこのせいぜい十メートル程度の距離を歩いて捨てに行けないのか?「来たときよりも美しく」の精神で空き缶や新聞紙を拾ってゴミ箱に捨てる。
「やっぱり沖縄にハズレはないな」とつぶやきながら帰る。