市川猿之助の自殺未遂について

スキャンダルを報道され(そうになっ)たから(親をふくめて)一家心中する、なんて聞いたことがない。

週刊誌だかウェブサイトだかに報じられたそのスキャンダルというものを、事件のあと読んでみたのだが何度読んでも、自殺するほどのこととは思えない。

そして、本人と、高齢の両親が3人とも薬物中毒状態で発見され、本人は一命をとりとめ、母親と父親が亡くなった。

死因は薬物中毒と報じられ、遺体が発見された状況は居間で布団をかけられていた、と報じられた。

そして、亡くなった二人の親については、3人で話し合って心中することを決め、猿之助は薬を飲んだ両親にビニール袋をかぶせた、ということも、少し後だったかもしれないが報じられた。

ただ、報じられたのはそこまでであり、あくまでもそうだと本人が供述した、ということにすぎず、死因は薬物中毒なのだから、袋をかぶせたことは死とは無関係、ということのようなのだが、どう考えても、薬物(睡眠薬のようなもの、青酸カリとかの毒物ではない)だけではそう簡単に死ねないだろうと疑問がわくが、

記事はただ猿之助が袋をかぶせた、と報じるのみで、それが何を意味するかを全く書かなかった。


しばらくたって、猿之助は母親に対する自殺幇助の罪で逮捕された。

そしてまた、彼が母親と父親に薬を飲ませて(飲むのを手助けして)、そのあとでビニール袋をかぶせたことが報じられた。そして、その袋などを外に捨てたことなども。

その時も、その事実(といっても伝聞でしかないが)だけが報じられた。

その猿之助の行動について、警察がどう判断したか、記事を書いている記者がどう見ているかも一切書かれない。


この、薬を飲んで(飲ませて)ビニール袋をかぶせたという話は警察しか知りえないことである。それをあえて記者たちには話し、かといってそれだから猿之助を自殺幇助さらには無理心中させたつまり殺人を犯したということはない。

ただ、非常に不可解な行動をしていたことを世間に漏らしただけである。

これは、どう考えても、警察が世論に問いかけている、いや、世論が『こんな行動は不自然すぎる、彼が主導で、もっと言えば、彼の独断で両親は殺されたのではないか』という世論というか推理というか推測というか、そういうものが沸き起こるように、警察がしくんだことではないか。


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