前回縦走したときに、蛭ヶ岳へ向かう途中の鎖場で怖い思いをした覚えがあって、
今回もそれが気がかりだったのだが、そんな場所はなかった。
前回はコース取りを間違えたか、
鎖が新しく張り直されたのだと思う。
下山コースは大倉へ戻るか、こないだやったように焼山へ突き抜けるか迷ったが、
ヒルのトラウマがあったので北へ行くのは避けた。
塔ノ岳に戻ってきたころから雨が降り始めた。
大倉を下っていきながら、北にむかっていたら蛭まみれになっていたな、とゾっとした。
もう、昨日の午後なんか蛭のダンスパーティー状態だったのではないか。
しかし、大倉には蛭はいなかった。
石だらけで蛭すら嫌うのだろうか。
