最終日、朝8時ごろホテルを出て、米原海岸へ向かった。
タクシーで行った。
途中でグレーのカラスくらいの大きさの鳥が車の前を横切った。
「今のカンムリワシですか?」と聞くと運転手は
「え?」と聞き返した。
もう一度聞くと、
「ああ、そうですね、カンムリワシです」
とそっけなく答える。
海岸のそばでおろしてもらって海岸へ行くが、人は誰もいない。
しばらくたつと、犬を連れた人が一人通った。
海は特にきれいでもない。
あそこは本当にあの有名な米原海岸だったのだろうか?
と思えるくらいにぱっとしない海岸だった。
2年後に行った久米島のアーラ浜に雰囲気は似ていた。
早々にそこを後にして、道を歩いてみた。
近づいて行くと、木をらせん状に登って逃げていった。
それがキノボリトカゲの特徴らしい。
写真はとれなかったのだが、大きな鳥がいた。
体は灰色で、足がピンクか黄色くて、アスファルトの脇に居たのだが、
私を見て驚いて飛んでいった。
わっさわっさと飛んで行く後ろ姿に向かってカメラを構えたがシャッターを押せなかった。
帰ってからインターネットで調べたのだが、ムラサキサギだったのではないかと思っている・・・
途中で昆虫園があって、その近くにクワガタの頭が落ちていた。
昆虫といえば、石垣島のセミは、
オワンオワンオワン・・・・とエコーがかかったような変わった鳴き声だった。


