今回の地震と津波、そしてその影響による死者が1万人を超えたということに際して、
「毎年3万人の自殺者がいる」
ということを言った人を何人か見かけた。
それをどういうつもりでいったのかはよくわからない。
「だから1万くらいたいしたことない」というつもりなのか、
「自殺者がいかに多いか、どんなに大変な事態かを実感した」というつもりなのか。
ただし、3万人というのは1年間の合計である。
1日あたり100人弱ということである。
今回の災害は、ごく短期間当日あるいは数日のうちにそれだけ亡くなったのである。
これまた当たり前すぎるくらいに当たり前のことだが、
あえて書いておきたい。
ちなみに交通事故による死者は去年5000人弱くらいだったそうだ。
ガンによる死者は、情報がさだかでないが、30万人くらいいるらしい。
そもそも、日本人全体で毎年何人死んでいるのか?
さらっと検索してもなかなか情報がなかったので統計局のサイトを見てみた。
2006/10月から2007/9月までで、
出生児数が1088146、死亡者数が1097352
だそうである。
毎年だいたい100万人が生まれて、100万人が死んでいるのだそうだ。
上記の1年では、約1万人人口が減ったということになる。
まあ、数えちゃうとなんか違う感じもするけど。
ずいぶん大勢死んでいるのだなあと思う。